コヒーラ・ラジコンカー

無線電信を発明したマルコーニが使った電波検知器のコヒーラを使ったラジコンカーです。

アルミは酸化し易く空気に触れると表面に薄い酸化膜が出来ます、酸化膜は
電気的には絶縁膜になっていますので、この酸化膜を電波によって破壊して
通電できるようにしたものがコヒーラです。
コヒーラは台所などで使うアルミ箔を小さく切って丸めた物を使います。
通電した状態のコヒーラは衝撃を与えることによって、また、絶縁の状態になります。

ということは、ラジコンカーが壁に突き当たると自然に止まることになります。

自動車の工作は写真を見ていただくと分かるように、非常に簡単です。
車輪駆動にギアーを使わず。モータと車輪を輪ゴムでつなぐという超簡単(安い)
なところと音が静かなことが自慢(?)です。

車体はプラスチックダンボール(横に穴が明いています)を使い、これに竹串を通して
キャップを2個合わせたタイヤを付けます。

電気配線は電池、コヒーラ、モータ、スイッチを直列に配線します。

コントローラ(電波発信器)は100円ショップの電子ガスライターです。

圧電素子をハンマーでたたく(これはバネで小さな小槌が叩きます)と高電圧が
発生します・・・・・・この高電圧が空気の絶縁を破りコロナ放電(火花)します。
この電気火花は専門的にはB電波といわれるれっきとした一人前の電波を
発射します。
もともとこのガスライターはこの電気火花でガスを点火する仕掛けですので、
何も改造の必要はありません。
が、電波を出すたびに火が出たのでは危ないので、使い切った物か
炎を最小にして、先端にセロハンテープを貼ります。

金属部分がアンテナとして働きますので、出来るだけ長い物がいいと思います。


電波のことが勉強できるよ。

コヒーラはガチャポンの空ケース
(フイルムケースでもいいよ)
などの両側にリード線をセロハンテープで
貼り付けたアルミ箔テープを貼り付けます。

アンテナの銅線は電池を入れるときに差し込みます。

アルミ箔を小さく切り丸めます。
数は適当に・・・・・
フタはなくてもいいですが、持ち運び
のたびにこぼれますので・・・・・・

ところで、電波の勉強は自由研究ですので自分でしましょう